2010-09-27

スダカー・ディーナン ついに来日!

2008年の10月、初めて香港に遊びに行った時、PURE YOGAというヨガスタジオのビルに、ゴージャスなインド人男性がアサナをとっている巨大広告(下の写真)が出ていました。
「あの人かっこいい!」と友人に言うと、彼女がレッスンを受けている、スダカー・ディーナンという
人気ヨガマスターだとわかりました。



その翌年2009年のアジア・ヨガ・カンファレンス(AYC)で、初めてマスター・スダカーのレッスンを受けた時、そんなミーハー気分は吹きとびました。彼の生徒さんたちが軽々とスコーピオンなどのデモをやるのを見て、本気でトイレに行く振りをして逃げようかと……。でもマスターはその恐怖感や負の感情と向き合い、どう対処すればいいかを教えてくれました。
その時の強い印象と感動が忘れられず、ぜひマスター・スダカーを日本で紹介したい、と思っていたら、暮れ頃に友人のおかげであっさりOK。そして先週9月18日、初来日ワークショップがついに実現しました。


今回のツアーで行ったレッスンは、マスター・スダカーが構築したディーサンヨガ独自の太陽礼拝「ディーサンダリサナ」、AYCでは150人以上を集めた「ヒップ&ショルダーオープン」レッスン、
指導者向けの「フローの発想法」など。
オーガナイズする側としては、かなり前から開催スタジオさんにレッスン内容を提出して、それに沿って募集告知をするのだけれど、実はマスターはその日に生徒たちに会うまでは、クラスで何をやるかをほとんど決めていないことが直前になって判明。実際、レッスン開始時にマスターに「今日は何をやるんだっけ?」と聞かれるたびに、驚いて私の方を振り返る生徒さんたちの反応に、かなり冷や汗をかきました。


とはいえ、マスターが「僕は皆さんを褒めるためでなく、間違いを正しに来ました」と話し始めると、
みんな一気に彼の指導に引き込まれます。

ディーサンダリサナの前に、まずは太陽礼拝のステップを細かくチェック。 皆さんが普段行っている太陽礼拝をそれぞれやったところで、マスターからどんどん質問が飛びます。「1ラウンドでどのくらいの時間がかかるか」「なぜここで両腕を上げる?」「首の位置は?」「このときの肩の開きはどうあるべきか?」「なぜここで前屈をする?」「なぜ太陽礼拝をやるのか?」……なかなか答えが出てきません。
マスターは、『なぜ?WHY?』という常に気持ちをもってほしい、と言います。教えられたことや本で読んだことを鵜呑みにして、疑問をもたずにやっているままでは、ヨガが「個人の経験」になることは決してない、と。

1ステップごとに間違いやすい点を正され、それぞれの動作の意図を確認しながら太陽礼拝を行ってみると、これまでいかに無知に、そして無駄に身体を動かしていたかがわかりました。
ちなみに太陽礼拝を行うのに一番いい時間は、日の出前の3時から5時。 この時間の風には恩恵をもたらすjuiceが含まれているので、そのjuiceを太陽礼拝の呼吸でできるだけ多く身体に取り入れるというわけです。理想的なペースは、1ラウンドで1分間。通常は1分間に約15回の呼吸数を、12ステップの太陽礼拝で6回に落とし、エネルギーもセーブします。


そして、いよいよディーサンヨガの真髄、ディーサンダリサナの練習へ。これは前屈、後屈を含む
太陽礼拝にツイスト、バランス、スタンディングの要素を加えた28ステップからなる新太陽礼拝で、根気よく練習することで、あらゆるアサナの基本が身につきます。
香港で初めて見たときは、マスターの4人の生徒さんが向き合って行う優雅な動きにうっとりしました。でも実際にやってみると足は開かないわ、どたばた、よろよろで、1ラウンドでぐったり。今回
マスターと一緒に来日したお弟子さんの円(まどか)さんは、通訳をしながら、息もきらさずにゆったりとしたペースでディーサンダリサナを披露してくれました。まさにマスターが提唱する「STHIRA SUKHAM ASANAM (安定して強くて快適な状態)」! あそこまで至るのにどのぐらいかかるんだろう……。

「忍耐力がない人は、一日を楽しむ能力を持っている。だが忍耐力がある(時間をかけて根気よく
習得する)人は、一生を楽しむ能力を持っている。Be Patient!」 by スダカー・ディーナン


東京駅の大きさにびっくりした後、ロータスエイトに向かう前に腹ごしらえ。
必ず「どれが一番美味しい?」と店員さんに笑顔でたずねるマスターは、どこでも大人気でした!