2012-04-01

サンフランシスコ・ヨガジャーナル・カンファレンス2012 - San Francisco Yoga Journal Conference その2 Tias Little, Gary Kraftsow, & Judith Hanson Lasater

サンフランシスコ・ヨガジャーナル・カンファレンスの2日目

カンファレンスでは、いつもジェイソン・クランデル(Jason Crandell)のクラスを中心に
受けるけれど、他にももちろん素晴らしいレッスンがいっぱい。

大好きなティアス・リトル(Tias Little)先生のレッスンを受けました。
ティアス先生は、ニューメキシコのサンタフェでPrajna Yoga(プラジャナヨガ)を
教えています。これは、アサナ、瞑想、仏教、解剖学を 融合させたヨガ。
また、ティアス先生は禅宗の曹洞宗に深く傾倒し、道元を師と仰いでいます。


数年前に来日された時は残念ながら受けられなかったのですが、
去年のヨガカンファレンスでレッスンを受けて、この先生いい!と思いました。


しっとりとした穏やかな語り口、その一言一言に無駄がなく、心に染みてくる。
アサナ練習でのアジャストメントも丁寧でとても気持ちがいい。
先生と行うメディテーションも大好き。

今回受けたレッスンは、"Hit the Middle"と、"Be Soft in your Practice"の2つ。
時間が許せば、月曜のAll Day Intensiveも受けたかったけれど、また来年のお楽しみに。

クラスでは、テーマに沿った引用が記された、こんなカードが配られます。


いつもながら、クラスのタイトルにも惹かれます。
"Hit the Middle"のMiddleという一言には、本当に様々な意味が含まれています。

心や身体の中
いま現在
アサナのポジション、など。

- Middleはどこにもあって、どこにもないもの。
それはとても自由なもの。

私たちは、いつもin the middle。
考えている、ご飯を食べている、人生を送っている。
同時に、not in the middleにもなる。
より楽になろうとして、もし〜だったらなどと考えて、心はいま現在から離れる。

- Middleは常に変化している。

同じ練習をしていても、年齢を重ねれば身体も考え方も変わってくる。
もちろん、日々の中で心配事もある。
だけど心が乱されても、それにしがみつかずに、こう考えればいい。
"Oh, it's OK. I'm in the middle of this. Don't worry."
いま起きていることを感じて、気づいていればいい。
私たちは、様々なプロセスや流れの中(Middle)にいるだけなのだから。

A monk asked Master Sho of Kokei,
"When things come from the four directions and eight 
dimensions, what then?"
Sho said, "Hit the Middle"
The monk immediately bowed.
Sho said, "On my way to a service in the village
I ran into a wild storm of wind and rain 
and sheltered myself in an old shrine."
(配られたカードより引用)

レッスンの後にお礼を言ったら、去年も会ったね、と覚えていてくださったティアス先生。
日本にもまた行きたい、とおっしゃっていました。
お呼びしちゃおうかな、笑。



他には、Viniyoga Institute(ヴィニヨガ・インスティテュート)の設立者、Gary Kraftsow
(ゲイリー・クラフトソウ)によるストレスマネージメントのレッスンも受けました。


ヴィニヨガは、日本ではまだあまり知られていないかもしれないけれど、
シュリ・クリシュナマチャリアによって考案された、欧米で人気のあるヨガ。
アイアンガーやパタビジョイスなど現代の有名な師達に伝授され、師の息子である
デシカチャーによって継承されています。

パーソナルなコンディションや目的に行われるその実践法は、姿勢や呼吸法、冥想、
マントラなど古典的なスタイル。

この日は、通常は12時間かけて行うストレスマネージメントのヨガセラピーコースを
3時間にまとめて説明してくださいました。
会社CEOや重役たちにも人気のあるこのコース、じっくり受けてみたいです。



そして、念願だったリストラティブヨガの元祖、ジュディス・ハンソン・ラサター
(Judith Hanson Lasater)先生のレッスンをついに受けました。
とっても気持ちがよかったので、写真を撮るのも忘れてしまった、笑。
そうそう、TOKYOYOGAのchama先生も同じクラスを受けていました。

シャバーサナが苦手という人は、まだ本当のシャバーサナを知らない、と
ラサター先生は言います。

レッスンでとったポーズは3、4つかな?(記憶も定かでない、笑)
あらゆるプロップを使ってしっかりと身体をサポートすることで、身体が落ち着き、
器官や感情がリラックスしていく感覚を味わうことができました。

ジュディス先生は、気持ちいいぐらいはっきりものを言う、サバサバした先生です。
本もたくさん書かれていて、私もYoga BodyLiving Your Yogaを持っていますが、
おすすめです!


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